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FL Style Fan -懐古趣味-

復活の日 200A

8/17Tue
 北海道に居る頃、友人から一通のメールを受け取ったのでした。
内容は、ゴミ捨て場に置かれた古いColemanのランタンを拾ってきたのだとのこと。
使えるかどうか教えて欲しいと言う相談だったんですが、私も古いランタンを整備したことがあるとは言え、特に詳しい訳でも無いので、取り合えず状態を教えてもらうと…
ポンププランジャーを押しても圧力がかからないとのこと。実際見てみないと分からないけど、そうなると先ず疑われるのはノブの奥にあるチェックバルブ。これを先ず外してみる必要があると思ったんだけど、専用のチェックバルブレンチが必要になるので、後日帰宅してからレンチを貸すことに。

 そして昨日、友人が我が家を訪れたのでした。

復活の日 200A_c0060452_20403041.jpg
 果たしてチェックバルブだけでは解決せず、解体ショー開始。
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 最初はレンチだけ貸すつもりだったけど、状態を見てみたいので現物を持って来て貰う事に。ブツはColemanのモデル200Aの最終型。1983年5月製造の物でした。200Aと言うと赤ランタンで有名ですけど、'80年代から緑色にカラーリングが変更になり、'84年まで製造されていたようです。だから、今回のは200Aと言うモデル名が姿を消す前年の物ですね。
 
 さて、先ずはポンピングしてみます。すると、スカスカで圧がかかりません。チェックバルブのボールが固着してるかと思ったんですけど、どうもそうではない様子。取り合えずはチェックバルブを専用レンチで外してみたところ、中のボールはやはり固着してはいませんでした。まぁ、友人は自身で新品を用意していたので、チェックバルブを新しくしてみます。見事、圧がかかりました!と言うことは空気漏れの原因は、やはりチェックバルブのようです。

 そして満を持して燃料バルブを開けてみた…んですが、今度は加圧されたタンク内の空気が噴出されません。そうなると、今度はジェネレーターが問題ですね。インチ工具は当然HD用があるんでw、手術開始です。
ジェネレーターを外してみたら、ちゃんと圧縮空気が出る。ってことは、やっぱジェネが原因ですね。中を覗くと、鍾乳洞のような状態w 取り合えず工具で掻きだせるゴミは取り除き、あとはキャブクリーナーに浸して数分。見事開通! そして組み付け。クリーニングニードルが上手く作動してなかったけど、まぁ取り合えずジェネを取り付けると、ようやく空気が勢い良く噴出! それではと、マントルを付けてみる。

復活の日 200A_c0060452_21362240.jpg
 マントルを付けて、空焼き、ポンピングしてしっかり圧をかけ…



復活の日 200A_c0060452_21371941.jpg
 およそ30年前の光が蘇りました! 本人も感慨無量の面持ちでしたw

 週末のキャンプは不参加だけど、是非明るい夜を過ごしてちょうだい! 
by wyatt_50s | 2010-08-17 21:41 |